5月1日はメーデーに大結集しよう!
メーデーの歴史−8時間労働かちとるために
1886年5月1日、14時間・15時間という長時間労働が当たり前であった当時のアメリカ・シカゴの労働者35万人が「8時間労働制」を要求し、ストライキへ突入、アメリカ全土では156万人がストに参加した。
会社側の暴力的なスト破りに屈することなく、この日の闘いで18万8千人の労働者が8時間労働制をそれぞれの資本家に約束させたのである。
資本家は巻き返しを強めた。州知事が「戒厳令」を発し、5月3日には武装警官がスト労働者を襲撃した。警察は8名の労働組合リーダーを逮捕、「死刑判決」(4名は絞首刑。1名獄死。3名はのち無実として釈放)を下したのである。
しかし、労働者は黙ってはいなかった。各国で8時間労働制を求め、1890年5月1日、全世界で第一回国際メーデーを開催したのである。これがメーデーの起源である。この時のスローガンは「万国の労働者団結せよ!」であった。
この流れは各国に波及。「8時間労働制」を要求して世界中の労働者が一斉に決起した。そしてついに1917年、ロシア革命で初めて8時間労働制が生まれたのである。
120年前と現在、労働者の状況は
では現在の日本の状況はどうなのか。
非正規雇用の拡大による貧困、格差の拡大。登録型派遣、いわゆる「日雇い派遣」に代表される無権利状態での低賃金労働。
私たちが取り組んでいる問題で言えば、派遣添乗員をめぐる1日15〜20時間という超長時間労働と残業代の不払い、各種保険未加入など、最低限の保障がない状態での労働・・・。
120年前のシカゴの労働者と変わらないような状況に置かれている労働者が数多く存在する。
そして日本経団連に代表される経営者たちは、120年前の労働者が血を流して必死の闘いで勝ち取った権利を無にしようと、「時計の針を19世紀に戻せ」=「労働者のドレイ化を進めよ」とばかりに、労働者保護法制撤廃を公然と求めている。
しかし一方で、長時間労働、残業代不払いなど、無権利状態を是とせずに立ち上がったHTS支部、コナカ支部、一方的な賃金切り下げを突破し、正社員化をかちとったタケエイ支部、組合つぶしの解雇攻撃を跳ね返し闘うたじま支部など、資本家の横暴に対して120年前と同じく、労働者は労働組合で敢然と闘いに立ち上がるのである。
まさに「希望は闘う労働組合」という点で、120年前のシカゴ労働者の闘いは現在の私たちに受け継がれているのである。
今こそメーデーで声高く訴えよう!
まさに今こそ、「万国の労働者団結せよ」という労働者の団結と闘いが求められている。東部労組をはじめとする闘う労働組合を強くしなければならない。時計の針を19世紀以前に戻してはならない。労働者のドレイ化を許してはならない。
全国一般東京東部労組を強くするためにみなさんの力をかして下さい。
120年前のシカゴの労働者に続こう。
メーデーに大結集し、東部労組を強くして労働者の生活と権利を守ろう。 ↑top
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